映画「ビバリウム」感想

末っ子が突然の下痢嘔吐で、私のipadの上で噴水のように嘔吐してipadが終わりました。液タブの上にやられてたら立ち直れなかったかもしれない。

そこからずっと頻繁に下痢嘔吐したので小児科へ行こうとしたのですが、暫くしてけろっとして元気に走り回りだしたので今も様子を見ています。食欲もあり夕飯は完食しました。夜中に嘔吐しないでくれよ…頼む…

末っ子お昼寝用の敷き布団にもぶちまけられたので全部クリーニングする羽目になりました。熱中症だったのかな。

そんな感じで心配で様子を見たり末っ子が吐き散らかしたものの片付けをしたりしていたので仕事以外は何にもできなかった一日でした…

末っ子を見守りながら「ビバリウム」という映画を見ました。

緑の家々が立ち並ぶ風景、調和がとれていて一見美しいのに何とも不気味な世界観。ミッドサマ―っぽくて良かったです。ホラーはあまり得意じゃないんですがスリラーやオカルトは好きなので楽しく見ました。

冒頭にカッコウの托卵シーンが出てきたので何だろうと思っていたら本編の伏線だったんですね。子供も見た目はすごく可愛いのに、突然耳をつんざくような奇声を上げたり言葉はオウム返しか模倣しかできなかったり、物陰からじっと主人公達を窺っていたりと物凄く不気味。

子供が喉の部分を異様に膨らませて気味の悪い奇声を上げ始めたことで、相手が人ならざる者だとわかるシーン、気色悪くてぞっとしました。ジェマがだんだん正気を失っていって虚ろな目で犬の遠吠えの真似をし始めるシーンも怖いけど悲しい。

相手は異星人かなんかなんですかね?多次元空間みたいなのを操っていたので異星人っぽいと思ったんですが違うんかな…というか監禁するにしても托卵するんだったら娯楽の少しは残しておいてほしいですよね…。食事は見た目だけで無味無臭だし(おそらく模倣して作っただけなので味まで再現できなかったのかな)テレビはわけのわからんぐちゃぐちゃした気持ち悪い模様しか写さないし他に人っ子一人いないしそりゃ気が狂うわな。そんで最後は穴の中にポイなんて、ひたすら主人公二人がかわいそう。

ジェマが子供を追いかけて入っていった空間は並行世界というか、これまで同じように監禁されて托卵された人々の世界(でも時間軸が違うのでジェマと交わることはない)に迷い込んだんだと思ったのですが違うのかな。主人公達の世界は緑が基調でしたが、あの世界は赤だったり黒だったりと他の色が基調になっていたので時間軸の異なる空間だと解釈しました。

疲れのにじみ出ている落書き。