3/5の落書き&読書感想文

「夜に星を放つ」の「真夜中のアボガド」を聞きました。短編集って聞きやすくて良いなあ。

綾ちゃん、境遇はすごくかわいそうだし共感できるところも多いんだけど、個人的には色々なんか主人公の言動に引っかかる話でした。亡くなった双子の妹の恋人の前で、妹の真似をして「私のことは忘れて」って綾ちゃんそれはあかんやろ。それは越えちゃいけない一線だと思うんですが…。結果的に村瀬君ともう月命日に会うことはなくなってしまったのは悲しいけど、前に進む云々抜きにしてこんなことされたら当然だわな…とは思う…。

思い出や悲しみに寄り添う時間も必要だと思うし、それに他者が口を出すべきではないと思っている派(派ってなんだ)なので、そういう背中の押し方はちょっと強引に見えてしまう。結果的に村瀬君は新しい人生へと歩む決意をしたみたいで良かったですが。麻生さんのことはかわいそうだったけどなんか綾ちゃんと村瀬君の関係でもやもやしてしまってなんとも言えない気持ちになった。ただお母さんの電話のくだりは凄く良かったです。「どうあっても、生きていてさえくれたらいい」と、存在を許されるってすごく幸福なことですよね…。そりゃ泣きますわ。

この話にふたご座が出てきたということは、この本は星座に絡めた短編集なのかな。お、おしゃれ…!!次がアンタレスってことはさそり座?

落書きしました。昨日子供たちが嬉しそうにいちごを頬張っているのがかわいかったのでいちご。