「君が夏を走らせる」感想

瀬尾まいこさんの「君が夏を走らせる」を読みました。

鈴香ちゃん、お利口だなあ。末っ子はまず癇癪でその後暴力なので鈴香ちゃんのお利口っぷりにびっくりしました。いい子だ…。夜もしっかり寝てくれるなんて羨ましい。末っ子はショートスリーパーで、毎日三時間ぐらいしか寝ないんですよね…お陰でこちらの身が持たない。また話が脱線してしまった。

主人公は自分のことを卑下しまくってますけど毎日ろくな育児できてない現役母親の私の方がよっぽどドクズなので安心してほしい。鈴香ちゃんのために絵本やおもちゃを選び抜いてそろえたり、毎日公園で全力で遊んであげたり、あんな手の込んだ料理を作れたりする時点で立派すぎる人間ですよ。

あとご両親への手紙は良い話なんだろうけど場合によっては拗れそう。絶縁に至った過程が込み入ってたりするとちょっと…そんなことを考えてる時点で私は心がねじくれてんだろうなあ。

この時期の可愛さは二度とないってのは本当にその通りですよね…毎日子供達を怒ってばかりの自分の身を振り返って反省しました。子供たちをより大切にしたくなる、切なくも心温まる物語でした。

あと作中に登場した絵本は「きゅっきゅっきゅっ」ですよね!林明子さんの!私もあの絵本大好きです。