Audibleが良すぎた話

テレビでCMをぼーっと見ていたら、Audible(オーディブル)というサービスを見つけました。

本を耳で聞いて読む、所謂オーディオブックのサブスクリプションサービスで、amazonが大元のようです。今なら二か月無料でお試しできるということでなんとなく導入してみました。

これが大当たり過ぎた。

ここでも散々喚き散らかしているのですが私は元々小説が大好きで、学生時代は月に数十冊当たり前のように読んでいました。もちろん映画もドラマも大好きなんですがやっぱり一番は小説。ミステリーもファンタジーも歴史ものもノンフィクションも何でも大好きです。

何の自慢にもならないことを書くのですが私は本を読むスピードだけは子供の頃からかなり速くて、一日に京極夏彦レベルの分厚い長編三冊ぐらいは余裕で読めていました。ただそれは私が当時学生で、今と比べて有り余るほどの時間があったからで…今はせっかくどっさり図書館で借りてきてうきうきと読み始めても、時間に余裕が無くて読み切れないことの方が多いです。

あと単純に、自分が文字を読む能力も年々衰えてきていていまして…これってスマホばっかり見てることの弊害なんでしょうか。というか私が電子機器に依存しているだけなんだろうな。結局は使う側の問題か。

あと少しでも余暇ができたらやっぱり趣味の作業に充てたいというのもあり…楽しいことややりたいことが多すぎる。

そんな感じで小説があまり読めていない毎日だったのですが、物は試しということで、昨日の作業中や家事や育児中に、Audibleで瀬尾まいこ氏の「そして、バトンは渡された」を試聴してみました。

めっちゃいい…!!

映像を注視しないといけないドラマや映画はどうしても作業中や仕事中に見ることはできないですし、やはりその間は他のことが疎かになってしまいますので、何かしら手を動かしながら聞けるというのは本当に良いです。

しかも他のことをしていても意外と内容が頭に入ってくる。これなら満員電車の通勤中とか仕事の休憩時間にも聞けるのでは。私は徒歩通勤なので歩きながら聞きたいです。筋トレ中にも聞けるかも。

感覚としては小説を聞いているというよりもラジオドラマを聞いているのに近い。

高橋一生さんや有名な声優さんなど、著名な方々が朗読をされているのもすごく魅力的。高橋一生さんの声で村上春樹氏の小説が聞けるとか最高すぎるやろ。

新刊が多めなのも良い!新刊を図書館で予約すると数年待ちとかザラなので、今話題の図書をすぐ読める(聞ける)というのはたまらなく魅力的。

ただデメリットとしてはやはり朗読なので聞き終わるまで時間がかかります。これに関してははっきり言って紙の小説を読んだ方が圧倒的に速いと思います。三倍速で聞いているのですがそれでもかなりの量の時間を必要とします。

あともう一つのデメリットとしては月額料金が高い。現在huluとアマプラとディズニープラス、ネトフリを契約しているのですが、これに加えてこの出費はきついです。ただオーディオブックという形式からして労力が半端なくかかっているだろうと思うのでこの価格設定は仕方ないとは思います。

あとこれは好みの問題だと思うのですが、朗読される方が特徴的な読み方だったり声だったりするとそちらに引っ張られて集中できない。個人的には淡々と読まれる方が好きなのであまりにも抑揚がついていたり演技に熱がこもっていたりするのはちょっと…。

でも魅力的すぎるサブスクだなあ。どれか動画系のサブスク解約してこっちを契約しようかな…。

今「そして、バトンは渡された」を半分ほど聞いたのですがあかんわこれ泣ける話やん。てかお父さんこれ絶対もう亡くなってるやろ。ブラジルになんて行ってないんでしょ…手紙が届いてない(返事が返ってこない)時点でもう確定やん。いやただ単にリカさんが届けてない可能性もあるけども。いやそれにしてもお父さんの方から絶対会いに来るし連絡してくるやろ。大家さんの「たとえもう会えなくても生きていればあなたの幸せを願うことができる、生きてさえいれば」、ってもうそういうフラグとしか思えない。辛すぎる。

優しくて暖かくてそれでいてちょっと抜けている森宮さんと優子ちゃんのほのぼのした会話にすごく癒されます。てか最低なこと言って申し訳ないんですが30代青年×17歳JKの疑似親子とか物凄い性癖ど真ん中なんですが…。森宮さんが一線超えたりせずに保護者という立場を絶対に崩さないのも凄く良い。

森宮さん、映画だと田中圭さんなんですね!イメージ通りで凄く良い配役!!こんなの絶対映画も見るしかないやん。